オペアンプ遊び[アナログ]
(2015-12-27 23:35:00) by きゃーる


 
 

<画像:20151227.JPG>
寝室用オデオ環境にフォノイコライザーを追加した。
 

マッキンC22オリジナルのフォノイコライザーはC22型フォノイコライザーの原器で、それは素晴らしいのだが、元々メインシステム用であり、いつまでも寝室には置いて置けない。ということでコストパフォーマンスが良さそうなキット形式のフォノイコライザーを購入した。
マルツ電子で取り扱っているLinkmanのLV-2.0 フォノイコライザーキット【LV2-PE-KIT】というものである。ネットでもハイエンドフォノイコに匹敵する等の情報があり、ほんまかいなと思う部分もあったが、オペアンプ交換で音質調整できそうだしいいかなと思って購入に至った。
 
構成はJFET(2SK70)によるMCヘッドアンプ部とオペアンプを使用したRIAAイコライザーとなっており、電源は12V(ACアダプタ)若しくは電池(006P)でIVR3261という電圧反転レギュレータを使ってオペアンプに供給する正負電源を生成している。動作電圧の高いオペアンプも使用でき、拡張性は高そうだ。

そのまま組んでも良かったのだが、金色のコンデンサがないと寂しいので、入出力のカップリングコンデンサとデカップリングコンデンサをクセがないと言われるニチコンKWに変更。へうたむさんからはキット付属の電解コンはかなりよいという情報を得ていたが、既に交換パーツを買った後で、キット付属の電解コンは使いませんでした。ごめんよう(T_T)
とりあえずキット付属のオペアンプ(LM6172)で聴いてみたが、第一印象は良くできたフォノイコという感じ。とてもACアダプタで駆動しているとは思えない。聴感上のS/N感も高い。
ただ暫く聴いていると、若干の半導体臭とシャンシャンとシンバルが耳に付くのが気になってきた。そこでオペアンプ交換だ。
先ずはJRCのMUSES8920。実売500円程度ながらコストパフォーマンスの高さ、低電圧でも駆動できるということからポタアン等でも人気のオペアンプだ。その音だがシャンシャンという音がまだ若干気になるも音艶がアップ。流石にC22には劣るが躍動感のある音になった。アンプのグレードが上がった感じで、寝室で聞くにはこれで十分といった音が得られた。
 
ここで終わるはずだったのだが、本年最後の出張で東京に。AKBの秋月電子でMUSES01が売ってあったので衝動買い。。。
で性懲りも無く試してみた^^;
結果は、ハイエンド系な音。シャンシャン音は抑えられ、繊細な高域と空間表現が向上し、低域は地を這うような音に。当方の聴感上フラットに感じる音に近い。これ聴くと他のオペアンプが特定の帯域をブーストしてるんじゃないかと思えてくる・・・
しかしACアダプタ電源でこんな音出すなんて凄いフォノイコだと思います。
まじお勧め!
 
以下は今後のお楽しみ。高級フォノイコでなされている電源強化やTRのパラ化。チャンネルセパレーションは2台買えばいいので気にしない^^;(そもそもmuses01自体150dbもあるらしいが。。。)
・ACアダプタからリニア電源への変更
・JFETのパラ化(S/N比が3dbアップするらしい)
 
最後にライン録り音源アップ。性能の良いヘッドフォンを使えばオペアンプ間の違いはわかると思います。ただ絶対的な音質はA/Dした時点で失われるようで、、、 (MR-2000Sで録音しましたが) フォノイコからヘッドフォンアンプに直結した音はアップした音とは比べ物にならないくらいいい音^^;

[中島みゆき]
(LM6172)

(MUSES8920)

(MUSES01)

[Phil Woods]
(MUSES8920)

(MUSES01)

(C22)


おしまい
 


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